書籍出版のお知らせ

更新日:2022/04/12

この度、弊社の田中が書籍を出版いたしましたので、お知らせいたします。
事務所でも販売はいたしております。※事前にご連絡ください。

減災・復興政策と社会的不平等  居住地選択機会の保障に向けて
著者:田中正人
定価:5,940 円
刊行:2022年02月

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内容紹介
減災・復興政策で、追い出され、置き去りにされる人びと。近年頻発する災害を事例に、社会的不平等が拡大する過程を検証し、居住地選択の自由と地域再生の両立する道を導き出す。

目次
序 章 災害リスクと社会的不平等

第⼀部 減災・復興政策における不平等の構造
第1章 減災・復興政策の特質と災害法制の推移
──ハザードを避け、空間を作り変える
第2章 居住の安定/不安定を分かつ構造
──減災・復興政策はどのように作動するか?

第二部 「住宅困窮者を救済する」政策と不平等
第3章 発災から数ヶ月後の避難生活過程で何が起きたか?
──発災時の犠牲と防ぎえた災害死
第4章 数ヶ月後から数年後の生活再建過程で何が起きたか?
──孤独死という災害関連死

第三部 「空間を作り変える」政策と不平等
第5章 強靭化した居住地に誰が住むのか?
──ある復興土地区画整理の事例から
第6章 元の居住地から何が消えたのか?
──二つの地盤災害の事例から
第7章 耐震化・不燃化がもたらす居住のゆらぎ
──密集市街地改善の系譜と展開

第四部 「ハザードを避ける」政策と不平等
第8章 誰が移転し、誰が原住地に残されたのか?
──新潟県中越地震、集団移転の事例から
第9章 原住地からの「追い出し」を拒む人びとの行方
──東日本大震災、災害危険区域指定の事例から
第10章 「事前復興」は誰を救い、誰を取り残しているか?
──南海トラフ地震、太平洋沿岸地域の動向

終 章 減災・復興政策の転換──「Build Back Better主義」を超えて